プライベート

お世話になっております
Fitness AIMの鵜飼です。
前述のブログの通り、当店はおかげさまで2周年を迎えることが出来ましたが
それと同時に、私自身が真剣にゴルフを始めて約2年と半年が経過しました。
そこで、何かの記念というわけでもないのですが・・・ここまでゴルフに対して真剣に取り組み、気づいたこと
そして私個人の考察をここに書き記させていただこうと思います。
お時間ありますときに一読していただけたら幸いです。
※あくまでも個人的勝手な見解となり、技術的解説や理論を記すものではありません、予めご了承ください。
ゴルフを始めた当初
「グリップをこうやって握ろう・・・クラブをこうやってあげてみよう・・・そしてダウンスイングは・・・体重移動は・・・手を握りすぎないように・・・」
などと、様々な意識を持って取り組んでいました。
様々な理論、情報を得て、そこから色々な事を自分なりに考察し、とても多くの事を意識しながら取り組むうちにだんだんと上達していき
ラウンドでのスコアも100を切るところまでなんとか辿り着きました。
しかし、いつまで経っても
急に調子を崩すタイミングが来て、それが来るとそこからなかなか修正が出来ない、という事を繰り返してしまう。
ゴルファーの方なら誰もが経験のある・・・というよりも、おそらく常に皆様も繰り返しているであろう現象に、例に漏れず私も悩まされていました。
そうこうしているうちに、ある日のラウンド中
魔のシャンク病(本来打たなくてはいけない部分より手前の、ゴルフクラブのシャフトの部分でボールを打ってしまうミス)にかかり
何回打っても何をどう意識しても、どうにも修正が出来ず、その日は非常に厳しいラウンドとなりました。
とても悔しかったので、翌日からすぐにシャンクを修正するべく様々な情報を収集していたのですが
その際、とあるプロゴルファーの方が
「シャンクを直すのは簡単、打つべきボールを手前、そのすぐ奥に打ってはいけないボールを置いて、打ってはいけないボールにクラブが当たらないように打つべきボールを打つだけで直る」
とおっしゃっているのを見かけました。
正直最初は
「確かにシャンクとはクラブが自分から見て遠くを通ってしまうことが原因、だから奥にクラブが当たってはいけない障害物を置いて強制的にクラブが自分の近くを通る様にすると言うのは、言っていることは分かるけど、そんな単純であっけない事で本当に直るのか・・・?それでいいのか・・・?」
と疑念を抱きましたが、その方いわく「プロもみんなこの方法ですぐに直す」との事でした。
そう言われると試さずにはいられなかったので、早速練習場でその方法を実施したところ
あっという間に直った上に、その後すぐ再発することもありませんでした。
打ってはいけないボールをただ打たないように意識するだけで、自分の体の動き自体に対する意識は一切なし
であるにもかかわらず、面白いほどクラブが打つべきボールに綺麗に当たります。
この時、はっきりとある事に気がつきました
ゴルフとはつまるところ
意識的運動と反射的運動の複合であり
特に反射的運動が支配している割合が多いのではないか。
意識的運動とは
例えば「手を上げようとして手を上げる、下げようとして下げる」といった運動
それに対して反射的運動とは
例えば「熱々のヤカンに手が触れた瞬間、意識していないにもかかわらず手を跳ね上げる運動」
このような差がある二つの運動のうち
実のところゴルフは反射的運動が支配している割合がかなり多いのではないかと気づいたのです。
そしてここからが重要なのですが
人が意識して変えられる運動は意識的運動のみであり、反射的運動を変えるには運動自体ではなく、その反射が起こる前提条件を変えなければなりません。
ヤカンの例で例えると
「ヤカンに触れた後の手の動きを、上に跳ね上げる動きではなく、下に引っ込める動きに変えたい」
という目的があったとします。
この際、ヤカンに対して手が上に跳ね上がってしまう触り方を繰り返していては、いつまで経っても手は上に跳ね上がるだけで
なんとか無理やり手を下に引っ込めたとしても、思い描いていたスムーズな動きには遠く及ばない動きとなってしまいます。
ヤカンに触れた後の手の動きを、下に引っ込める動きに変えたい場合
その運動が起こる前提条件である「ヤカンへの触れ方」を変える必要があります。
単純に、ヤカンの取っ手を持ち、ヤカンを宙に浮かせた状態で下からヤカンを触れば良いのです。
そうすれば意図せずとも、手の動きは自然と下方向へ引っ込める動きに変わるはずです。
さらにこの時、望ましくない「手を上へ跳ね上げる動き」も自然と抑制できます
前提条件が変わり、手を上へあげる動きが不自然となり、下へ引っ込める動きが自然となった為です。
シャンクに話を戻すと
スイングを行う前の意識を「一つだけ置いてあるボールを打つ」から「奥に置いてある打ってはいけないボールを打たないように手前のボールだけを打つ」へ変更した結果
すなわち前提条件の変更が行われた結果、反射的運動(スイングそのもの)が理想の形に変わったと言えます。
実際に私のシャンクが直った時、私は一切スイング自体の意識はしていません
ただ前提の意識を変えただけで、あとは全自動で修正される感覚でした。
ゴルフを行っていると前述のような
変えるべきは運動自体ではなく、その運動が発生する前提条件である場面が多々発生するにもかかわらず
ほとんどのアマチュアゴルファーがその場面に直面した際、変えることのできない反射的運動自体を変えようと、不可能な努力をしてしまい精神的に疲弊してしまう。
このように見受けられます。
その原因としてはまず、そもそもゴルフ中に「そういえば人には意識的な運動と反射的な運動の2種類があるな」と思う人がまず居ない事
更に、スイング中のどの動きが反射的運動であるのかを、自分自身で気づく事が非常に難しいこと
仮に気づけたとしても、その反射的運動が起こっている前提条件が何であるかに気づくことも非常に難しい事にあると考えられます。
だからこそ直したい反射的運動がいつまで経っても直らず
最悪の場合、本来変える必要のなかった何の問題もない意識的運動ばかりを一生懸命変え続けて迷宮入りしてしまう事もあるのだと思います。
プロゴルファーの方達は、自分のスイングに発生しているこれらの事に気付くのが非常に早く
さらに前提条件を変更するための引き出しも多く持っているため、すぐに正しい変更をして修正ができるのでしょうね。
今までは私自身も、意識で変えられない動きを意識して変えようとして疲弊することがありましたが
最近は上記のことに気がつき、時には問題となっている動きとは一見全く関係なさそうな部分に意識を置くような練習をして
以前と比べるとかなり安定したショットが打てるうえに、大きく調子を崩すことが無くなってきました。
とは言え、ゴルフが非常に繊細で難しいスポーツであるという印象に変わりはありません
何せ、結局のところここまでの話をまとめて
その力をクラブという道具に込めることが出来なければ何の意味もないのですから・・・
つくづく、ゴルフは道具を主役として捉えるべきスポーツであると思い知らされます。
と言うように、私はゴルフから様々な運動に関する事を教えていただきましたが、これは私の仕事にも非常に活きております。
実は筋力トレーニングの各種目にも、意識的運動と反射的運動が複合して存在しているのです
ゴルフのおかげで、以前よりもお客様のセッション中の動きを詳細に受け取る事ができ
より繊細で具体的なセッションを行える場面が増えたと感じております、ゴルフと全てのゴルファーに感謝です。
そして何より、ゴルフとはコミュニケーションスポーツ
様々な方とゴルフを楽しむ時間を共有しながら一日を過ごす中で、様々な方の素敵な素の部分を知る事ができ、ゴルフを一緒に行う以前よりも親密になる事が出来ました。
良い人とはすなわち、ゴルフ中に少年少女の心を取り戻せる方であるのかな・・・とも感じました。
スポーツとしてゴルフに真剣に取り組む事も、もちろん素晴らしい事なのですが
自分自身も、いつまで経ってもゴルフ中くらいは少年の様な心に戻れる純粋さを無くさず生きていきたいと思いました。
Copyright © Fitness AIM All Rights Reserved.